NTPの設定方法 on CentOS 5.3
複数のノード(CentOS 5.3)で時刻合わせる必要が出てきたので,設定しました.
ntpdate と ntpdの違い
- ntpdate
一時的な設定をするコマンド.
精度は大雑把らしいが,早く合わせたいときはこちらの方がいい.
ntpdを落とさないと使えない.
- ntpd
定期的に同期してくれるデーモン.
設定さえすれば,ほっとくとある程度正確に合わせてくれる.
時計合わせのペースは,ntpdateよりも遅い.
設定手順
作業として
(A)自分の時計を外部のntpサーバに合わせる
(B)自分をntpサーバにして他のマシンに時計を合わせてもらう
の2つを一度にやります.混乱しないようにしましょう.
2. (A)自分の時計を外部のntpサーバに合わせる
ntpサーバは,NTP - wiki@nothing を参考に選んでください.
迷ったらntp.nict.jpで.
間違っても,福岡大学のNTPサーバ「clock.nc.fukuoka-u.ac.jp (133.100.9.2)」はダメ,絶対!!
参照先のntpサーバを
restrictmask 255.255.255.255 nomodify notrap noquery # IPアドレス指定の場合は,maskを付ける server
ポーリング間隔を変更する場合は,
serverminpoll 6 maxpoll 6 # 6bit = 64sec
とする.数字はbitを表していて,4 = 16sec,5 = 32sec,6 = 64secを表します.
ただし最小値は4(16sec)なのでご注意を.
3. (B)自分をntpサーバにして,他のマシンの時刻を合わせたいとき.
時刻を合わせたいマシンを
restrictmask 255.255.255.0 nomodify notrap # maskは適切なものに変える
注意:後で
手順2の
4.以下を実行して,ntpdを再起動.
# /etc/rc.d/init.d/ntpd stop # いったんntpdを止める # ntpdate# 大まかに同期 # /etc/rc.d/init.d/ntpd start
5. しばらくたってから(数分待った方がいい)
# ntpd -p
で,時刻を同期しているかどうかチェック.*印が付いていたら,OK.
*印が無ければ,もっと待つ.出力はこんな感じ.
remote refid st t when poll reach delay offset jitter ============================================================================== *ntpserver 192.168.0.1 4 u 4 16 377 0.570 -33.280 3.346 LOCAL(0) .LOCL. 10 l 5 64 377 0.000 0.000 0.002
以上です.
おまけ
今回はホストが多かったので,sshを駆使しました.
for host in host1 host2 host3 ; do ssh $host <コマンド> done
これで,host1からhost3で同じコマンドを立て続けに実行できます.
昔に比べて,賢くなったもんだ!